大切にしたい手創りのぬくもり

手創りはものをつくるだけではなく、たくさんの可能性を秘めています。


お守りにしている恩師の言葉があります。「静かな持続」そして、「折角はじめたこの世界が生涯の伴侶となってほしい」

織物づくりは長く時間のかかる作業。ゆっくりと肩の力を抜いて静かに続けています。

創作するにあたっては、自由に素材を選び、モチーフ、色彩、テクニックの他アドリブがとても大切です。
自分らしさを見つけることで本当のものづくりが始まります。

これからも、長く愛着のもてるものを創っていきたいと思っています。

機 (西陣生まれ) 

中庭が見えるこのアトリエで、とん、とん、リズミカルに
織ってます。

機(佐渡生まれ ) 

この地機は、たて糸を体に固定して足で引いたり伸ばしたりして、よこ糸を入れ込みます。体と道具が一体。鰹節のような重いヒで打ち込んで織ります。

ミシン(秘密兵器!?)


服用とは別に、しっかり打ち込んだ厚地の織布も、皮もスイスイ縫える力強い味方!
太糸のステッチワークにも使います。

ボタン

作品に使う釦は、ほとんどが天然素材。とくにカバン用には、作家に頼んで創ってもらった面白い物を付けたりします。


裂織布ができるまで

(1)まず経糸の用意、染めた糸のかせを織枠に巻き取ります。 (2)整経、織幅や用尺を計算し、手前左2本の所で、綾を取ってすすんでいきます。 (3)緯糸になる着物地を解き、しっかり洗います。この時、裂織に向く風合いの布や、色を吟味します。
(4)木綿地は裂きやすいですが、絹物は、アイロンを当てて鋏で裁ちます。 (5)整経した糸を、機に巻き取り、細かい行程を経て機ごしらえをして、緯糸を絵具のように、思いのままに織り込みます。 (6)織りあがった布は、やさしく水洗いし、裂くずを落としアイロンがけをして出来上がり。